ヤス・ウラノ自主興行〜ヤスうけあい〜


ヤス・ウラノ自主興行〜ヤスうけあい〜』
7月18日(金) 新木場1stRING 19:00〜


佐々木大輔vs佐藤悠己

王道の第一試合。
やっぱり「つかみ」はこれでなくちゃ。
エルボーとドロップキックと片エビ。
最後はジャーマン。



藤田峰雄vs矢野啓太


藤田峰雄がいい!!


藤田選手は、なんか「ほやほや」「ほよほよ」って効果音のつきそうな笑顔が魅力だと思うのですが、*1この試合ではその「ほやほや」感を矢野選手が全く崩せなかったところがありました。
関節を決めても、トリッキーな攻めをしても、丸め込んでも、藤田選手は全部見ていた。
全部受け止めて、冷静に試合を組み立てていた。
ウラノさんが以前「最近思っていたのですが、藤田峰雄は素晴らしいレスラーです。彼がWMFを背負う重荷から解放されて、さらに飛躍する可能性はかなりあると確信しています。彼の今後の活躍が、今までWMFがあり続けてそして解散した、その正しさを証明してくれるはずです。」と記していた*2理由が、とてもよくわかりました。



アントーニオ本多vsペドロ高石

「雰囲気派」のおふたり。
アントーニオ選手が、見るたびにたくましく、頼もしくなっているのが、好印象です。
ペドロ選手は、・・・素敵だなあ。私もカポエイラを習いたい。



HARASHIMAKUDO、GENTAROvs怨霊、宮本裕向、忍

エクトプラズムの香りが、いつもよりキツく、前半はくらくらしっぱなしでした。さすが冥界の貴公子。
GENTARO選手の歯の白さにもくらくらしました。さわやかなお父さんは魅力的です。
KUDO選手の受けっぷりが、いつにも増して見事でした。この方は、写真より生の方が格段に魅力が上がる気がします。



マンモス佐々木星野勘九郎vs火野裕士、ソルジャー

でっかい人ばっかり集まりました。リングからの圧迫感がこれまでとは一味違います。
火野選手の体がまた大きくなっていて、ふてぶてしさも増しましたね。
こういう路線の方が、向いていると思います。少なくとも私は、スープレックスマシーンの彼より、こちらの方が魅力的だと思います。



ミスター雁之助vsヤスウラノ

プロレスを好きになって、好きでいつづけて、良かったなあと思いました。
これまでが紡ぐもの、これからが紡ぐもの。
それらが一緒になって押し寄せてくる感じが、とてもとても心地よかった。


終盤のトランスレイヴだったり、ファイヤーサンダーだったり。

赤いタオルを握り締めるアントーニオ選手だったり。
ニュートラルコーナーで声を出しつづける関根選手だったり。


ウラノさんは、「自分」より「みんな」や「プロレス」が好きで。
そんなウラノさんのことを、「みんな」が大好きで。
そんな気持ちが伝わってくる、いいメインでした。



○雑感

ウラノさんらしいな、と思いました。
この興行の全てにおいて「ウラノさんらしさ」が、そこかしこにあふれていて、この空間にいるだけで幸せな気持ちになれた気がしました。


売店で大声を上げてチケットを売る関根選手(K-DOJO)。
売店でカミカミ状態でチケットを売る大家選手(ユニオン)。
ボケツッコミをしながらちゃんことビールを売る、石坂選手(K-DOJO)と趙雲選手(新北京)。
あんまり関係ないのに、チケットを売っている佐野選手(フリー)。

もぎりはディーノ先生(DDT)。

真っ赤なマット。
カメラはマッスル坂井選手(DDT)と藤岡さん(DDTテック)。
リングアナウンサーは下島さん(Mr.マジック)。

休憩中の売店には、藤田選手(WMF)と忍選手(666)、矢野選手(バトラーツ)。
セコンドには、関根選手、佐々木選手(DDT)、佐藤選手(フリー)。

試合終了後の売店には、ウルフ小澤選手(666)。

そして、笑顔のウラノさん。


幸せな空間を、ありがとうございました。

*1:藤田選手の「ほよほよ」感は、この記事などで楽しめます。→http://blog.livedoor.jp/basilisk_rave/archives/50962066.html

*2:該当記事はこちらです。→http://blog.livedoor.jp/basilisk_rave/archives/50967054.html