雑誌感想。

週プロは、モノクロながらK-FREEの様子を。
真霜&KAZMA&296の軍団は「勤王党」と名付けられたようです。背中の「天誅」の字がかっこよろしい。


金髪の真霜に、更にふてぶてしいKAZくん、ニグロさん。かっこいいのですがいまいちノレない。実は、296さんの「大技禁止に異を唱える」というスタンスが、私にはいまいち分かりづらいのです。


KAIENTAI DOJOレスリングは「大技禁止」というようによく表されますが、これはK-DOJOの本質ではなくて、どちらかというと「必殺技までの行程を大切にする」という方が正しいと思います。
現に代表・TAKAみちのくは、みちのくドライバーという大技をもっていますが、決してそれを安売りすることなく、長年の間「必殺技」としての地位を保たせ続けています。みちドラを他の選手も使っていますが、本家のそれは「これが出れば絶対勝てる技」として今もなお輝き続けています。
これは、「格下の相手には使わない」という結果なのかもしれませんが、それに加え「必殺技までの行程を大切にする」という部分も大きいと思います。一点集中で攻め続け、最後にドカン!と大技が出れば、見ている方も気持ち良いですし。
だから必ずしも「大技禁止」が全てではないと思うのです。


しかし、勤王党の主張は「大技禁止に異を唱える」。私の頭の上には大きなはてなまーく。
後楽園後の真霜&KAZMAの試合は秒殺が多く、大技でさっさと試合を終わらせるっていうことなのかな、と思っていたのですが・・・。ゲンヨシとの試合時間を見るにそうでもないらしい。
そんなとき見た真霜のインタビュー。彼は彼としてしっかり考えていて、その信念の元、296さんを利用しているのかもしれない、なんて感じました。
もしかすると、彼らが持ち込んだのはイデオロギー闘争ではなく、新たなる覇権争いなのかもしれません・・・。
それは刺激的で、とてもすてきなこと。


藍と「黎明の蒼」は、関西からこっそりと、KAIENTAI DOJOを応援しています。