NOAHモード。

昨日はNOAHの後楽園ホール大会でした。G+での放送をビデオ視聴したので今日はその感想を。TAKAがどんな感じだったのかだけ重点的に。

第五試合
秋山準金丸義信&橋誠 VS TAKAみちのく&ダグ・ウィリアムス&マイケル・モデスト
TAKAは「よそ行き」仕様の裂けるガウンで外人選手の後ろから登場。入場曲はウィリアムス選手のもの。一番後ろから、見慣れた青いTシャツ姿の誰かがついてくる。顔がちゃんと映らなかったんですが、身長などを見る限り、あれはKAZくんだと推測。
対する赤コーナー。金丸選手はベルトを誇示しながら入場したものの、秋山選手と橋選手は、秋山選手の誕生日ということもあってかリラックスムード。
金丸選手とTAKAでゴング。さぐり合うようなグラウンドの展開。TAKAの試合を初めて見たという解説の百田選手曰く、TAKAは「下半身のバランスがいい」とのこと。
橋選手とモデスト選手、秋山選手とウィリアムス選手の絡みが続く。その間TAKAは、全日の時とは違い、オーバーリアクションをとることもなく、パートナーに激を飛ばすこともない。おとなしいというか、様子見というか。
ウィリアムス選手とタッチし、TAKAと秋山選手との絡み。胸元への張り手で攻めこむものの、すごいエルボーをくらってしまい、金丸選手とのタッチを許す。
場外戦にもちこまれ、橋選手のエプロンからのヘッドバットを肩に4発ももらう。かわるがわる赤コーナーに攻められるが、秋山選手にドロップキックをくらわせモデスト選手にタッチ。
秋山選手、橋選手とモデスト選手、ウィリアムス選手の攻防を経て、再びTAKAと金丸選手の今日3度目の対決。
ディープ・インパクト*1をくらうも、ムーンサルトは自爆させる。が、ニュートラルコーナーからのダイブは迎撃される、という、互いに相手の攻撃を読みあう展開。
しかし、ここでコーナーにいる金丸選手にロープに飛び乗ってのスーパーK、後頭部へのスーパーK、そしてリング中央での正調スーパーKが炸裂!
その上、カットに入ってきた秋山選手に、強烈なビンタ!!これで顔色の変わった秋山選手のフルスイングエルボー!!TAKAが吹っ飛びます。(秋山選手はビンタするのもされるのも嫌いだそうで。)
しかしスーパーKのクリーンヒットした金丸選手も動けず、橋選手にタッチ。
ニールキック、フェイスクラッシャー、ゴリラーマン・スープレックス*2でカウント2。ダイビングヘッドバットでカウント2。
ここで両軍、入り乱れる形となり、リング上にはTAKAと橋選手。ロープに振られると見せかけて、くるりと回転し相手をリング中央に転がした、となるとKファンには見慣れた展開!しっかり体重の乗ったジャストフェースロックが綺麗にきまり、橋選手、タップアウト。
TAKAのNOAH初参戦は、見事白星スタートとなりました。
試合終了後、リング下の金丸選手と視線が交錯する。TAKAはそれをいなすように一礼を返して退場しました。

マイクパフォーマンスもなく、派手なアピールをすることもなく。見慣れない姿のTAKAがそこにはいました。
全試合が終了した後、タイトルマッチの調印式の様子も放送されたのですが、そこでも「NOAHは最後の聖域」「トライアウトの気持ちで」というコメント。
いつもの、口を開けば「うっせー、ばかやろう」みたいな、そんなTAKAではありませんでした。
確かにNOAHの会場には、NOAH独特の空気があるので、それにあわせたのかもしれません。
昨年末、新日本の棚橋選手がNOAHに来たとき、すでに大きな人気があり、夏にG1で秋山選手に絶賛されていた選手なのにも関わらず、大ブーイングされていたこと*3などを思うと、いつものTAKAではなく、「よそ行き」な雰囲気でいてくれるとブーイングもないだろうから、ファンとしてはTAKAが罵声を浴びせられることもないのでありがたい。
ですが、物足りない気がしないでもない。

なんてことを考えていたのですが。
試合後のコメントを見ると、「俺が喋るのを好きな人もいるだろうけど、正攻法のレスリングでいく」「次や、次の次があるためには、大阪はおとせない」というコメントの合間に、「今日タッグであたったあの人(秋山選手)の方がやりがいがあるんじゃねぇかと思った。」「(秋山選手からは)昔、四天王、五天王と呼ばれた、あの団体の重みを感じた」「全日本に出て俺が一番影響を受けたのは武藤社長じゃないから。あのたった一人の王道だから。それと同じにおいがした」と、刺激的な発言もしています。


「奴はNOAHというでっかい団体にいる。俺にはKAIENTAI DOJOという小さい団体しかない。俺が倒れればKAIENTAI DOJOが倒れかねない。俺とは背負ってるものが違う。」
・・・・・そういう殊勝なコメントされると、とまどってしまうので、やめてほしいなぁ。
やっぱりTAKAには、小憎ったらしいコメントで毒を吐いていてほしいです。

*1:セカンドロープからの飛びつき式DDT

*2:手のクラッチの仕方がちょっと違う、フィッシャーマンみたいなスープレックス

*3:棚橋選手の場合、自覚的にヒールをしていたようなので、この例は正しくないのかもしれませんが